ピンバーとは?本当に勝てるロジックなのか?
ここではピンバー(PIN BAR)を使用したロジックについて解説していきます。
無料プレゼントのインジケーターもあるので、最後までぜひお付き合いください!
ピンバーとは、ローソク足の形を利用した分析手法です。
世界的にも人気があり、わかりやすさとシンプルさでかなり使えるトレード手法です。
また、見ただけで判断できて非常にわかりやすく、初心者の方でもとっつきやすい内容です。
裁量トレードに取り組んでいる方で、
- 初心者なのでなにかいい手法が知りたい
- シンプルンプルなロジックが欲しい!
- ピンバーの使い方がわからない…
- 聞いたことあるけど使い方がわからない
といった方は、ぜひこの記事をご覧になってください。
複数のローソク足を使用した「合成ピンバー」についてはこちら。
ピンバーとは?
まずはピンバーとは何か?
ピンバーとは、プライスアクションの1種で、ローソク足の形から判別できます。
見方はとても簡単で、慣れれば一瞬で判別できます。
下のような『ヒゲの長さ>実体』のローソク足です。
- 上昇ピンバー:下ヒゲが長くローソク足実体が上
- 下降ピンバー:上ヒゲが長くローソク足実体が下
それぞれが陽線で上昇の形、陰線で下降の形がキレイですが、別に陽線陰線どちらでも構いません。
重要なのは、『ヒゲの長さ>実体』です。
なぜピンバーが有効なのか?
ピンバーを用いたチャート分析は世界中で使われています。
その理由は、シンプルで誰が見てもわかりやすいためです。
『誰が見てもピンバー』と判断できれば、『世界中のトレーダーが意識するポイント』であって、『使えるピンバー』ということになります。
多くのトレーダーが意識して狙うポイントが重なり、よりそのポイントが効きやすくなります。
多数派の方向にチャートは動くので、多数派と同じ手法を使えば勝てるわけです。
さらに他のインジケーターも組み合わせると、より精度の高い分析ができ勝率も上がります。
ピンバーロジックの紹介
では、ここからピンバーを使用したロジックについて説明していきます。
どれも多くのトレーダーが利用するものを利用しているため、効きやすく有効なロジックです。
ロジックの基本
この基本は本当に大事です。これだけで勝率が上がります。
- 必ずローソク足が確定してから判断
- ヒゲの逆側の高値 or 安値ブレイクでエントリー
- 現在価格がヒゲ側の高値 or 安値を更新したらエントリーはしない
ローソク足が確定してから判断
ピンバーはローソク足が確定してから初めてピンバーと言えます。
足が確定する前にピンバーになりそうだと判断するのはダメです。
確定直前に一気に動くことは本当にしょっちゅうあります。
ヒゲの逆側の高値 or 安値ブレイクでエントリー
根拠になるのはダウ理論です。
簡単に言うとこの2点です。
- 上昇トレンドは高値と安値切上げ
- 下降トレンドは高値と安値切下げ
ローソク足を詳しく見てみると、1本のピンバーの中にも下のような値動きがあります。
ローソク足が確定した段階では、同じローソク足の高値を更新していません。
なので上昇と判断はできません。
高値をブレイクして初めてダウ理論の高値更新になります。
なので、上の例だと下ヒゲの逆の高値ブレイク時にエントリーです。
現在価格がヒゲ側の高値 or 安値を更新したらエントリーはしない
これもエントリーと同じで、ダウ理論が元になります。
先ほどの図でヒゲ側の安値を更新した場合、安値切り上げが崩れてダウ理論的に上昇が崩れます。
そのためエントリーの根拠がなくなってしまうのでこの場合は見送りします。
ロジック① - MAとの組み合わせ -
一つ目のロジックは、ピンバーとMAの組み合わせです。
トレンドフォローのロジックで、押し目と戻りを狙っていきます。
使用するのは、ローソク足のチャートとMAのみのシンプルな組み合わせです。
まずは下の画像を見てください。
(買いの場合)
①ピンバー確定
②ローソク足が短期MAと長期MAの上にある
短期MA>長期MA
それぞれのMAの傾きが上向き
③ピンバーの高値ブレイクでエントリー
ストップはピンバーの安値+数pips
④ローソク足が短期MAを割って確定したところで利確
シンプルですよね。
売りの場合は、買いの場合の逆の条件です。
①ピンバー確定
②ローソク足が短期MAと長期MAの下にある
短期MA<長期MA
それぞれのMAの傾きが下向き
③ピンバーの安値ブレイクでエントリー
ストップはピンバーの高値+数pips
④ローソク足が短期MAを割って確定したところで利確
使用するMAのパラメータは、自分の使い慣れたもので大丈夫です。
ロジック② - ストキャスティクスとの組み合わせ -
二つ目は、ピンバーとストキャスティクスの組み合わせです。
こちらはレンジ相場で有効なロジックです。
使用するのは、ローソク足のチャートとストキャスティクス、MAです。
まずは下の画像を見てください。
(売りの場合)
①ピンバー確定
②ストキャスティクスのメインラインが80以上
ローソク足がMAより上
MAが横ばい
③ピンバーの安値ブレイクでエントリー
ストップはピンバーの高値+数pips
④ストキャスティクスのメインラインが20以下で
ローソク足が確定したら利確
買いの場合は、売りの場合の逆の条件です。
①ピンバー確定
②ストキャスティクスのメインラインが20以下
ローソク足がMAより下
MAが横ばい
③ピンバーの高値ブレイクでエントリー
ストップはピンバーの安値+数pips
④ストキャスティクスのメインラインが80以上で
ローソク足が確定したら利確
使用するインジケーターのパラメータは、使いやすいもので大丈夫です。
ロジック③ - サポート/レジスタンスラインとの組み合わせ -
三つ目は、ピンバーとサポート/レジスタンスラインの組み合わせです。
こちらはトレンドでもレンジでも使える手法です。
ラインは自分自身で引く必要があるため、練習が必要ですが、使えるようになるとめちゃめちゃ強いです。
サポレジ反転
①ピンバー確定
②サポートラインで反発していることを確認
③ピンバーの高値ブレイクでエントリー
ストップはピンバーの安値+数pips
サポレジ転換
①ピンバー確定
②サポレジ転換していることを確認
③ピンバーの安値ブレイクでエントリー
ストップはピンバーの高値+数pips
インジケーターを使用していないため、利確ポイントは裁量判断になりますが、MAなどのインジケーターと組み合わせてもいいですね。
ピンバーの注意点
ローソク足が確定してから
繰り返しですが、ピンバーは必ずローソク足が確定してから判断しましょう。
足確定する前にピンバーっぽいからとエントリーして、その後に相場が急変。
結局は実体の長いローソク足だったというのはあるあるです。
特に短い時間足でトレードしていると値動きにつられて判断しまうことがあるので注意です!
ピンバーは、必ずローソク足が確定してから!
だましがある
ピンバーは有効な手法ではありますが、100%の精度はありえません。
だましが必ずあります。
短い時間足で上昇ピンバーが出ても、長い時間足を見たら下降トレンドの戻しだったということはよくあります。
特に短い時間足ほどノイズが多くなってだましが増えます。
長い時間足の方がチャートがキレイでピンバーの精度も上がります。
そのため、上位の時間足の流れの確認も必ずしましょう。
(いわゆる、マルチタイムフレーム分析です。)
まとめ
ピンバーを使ったロジックを三つ紹介しました。
どれもシンプルで難しいところはないと思います。
本当にこれだけで十分に勝てる内容です。
各ロジックを使いこなせるようになったら組み合わせてもいいですね!
例えば、ロジック①のMAと③のラインを組み合わせるなど、応用も効きます。
ピンバーはどの通貨ペア、どの時間足でも使える汎用性の高い分析手法です。
どんな相場でも対応できる力が身に付くので、ぜひマスターしてください!
さらに、複数のローソク足を使った「合成ピンバー」についてもどうぞ!
ここでは主にエントリーに重点を置いて説明してきました。
クローズ(利確と損切)についてはこちらの記事です。
最後に【プレゼントあり!】
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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もちろん、合成ピンバーとMAロジック、ストキャスロジックを組み合わせて利用できます。
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ピンバーだけより精度の高いポイントが検知できるので、トレードに役立てていただきたいと思います。
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